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人工知能は人間を超えるか

アンドロイドが出てくるとある映画を観てふとアンドロイドもといAIについて興味が湧いてきた

すると本屋で人工知能フェアなるものをやっていてそこには人工知能に関する様々な本が置いてあった

その中で残り2冊しか置いてなかったのがこの「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」である。

 

前々からアマゾンで気になっていていつか買おうと思っていたがこの機会に買ってみようと思い迷わず購入。

現在は人工知能の第三次ブームであるらしい。僕含め多くの人が関心さへあるものの、我々は利用者にはなるかもしれないが理解者になる必要ないと考えがちである。事実これを読むまでは、漠然といつか世の中がこの人工知能によって便利になるんだろうと、ただ研究者に期待しているだけである。結論から言えばこの本を読んだ後も以前と同じくまだまだこの分野には遠い距離感がある。しかし、少なからず人工知能の仕組みを簡単に理解し、この分野での現状を知ることによって、のちに起こりうるであろう人工知能が生活により多く埋め込まれている生活について考えることになったし、さらに一番この本を読んで得たことは、人間の認識や思考など日常では滅多に考えることもない事柄についてい考えるようになった事である。人工知能と人間の決定的な違い、それは何なのか、人工知能に感情は作れるのか、さらに感情というのは一体どういったものなのか等、人工知能を人間に近づけようとすればする程似て非なる存在にしかなり得ないという事実を知った。人間も人工知能も同じく、電気回路を使い思考するのだが(直接電気が脳に流れている訳ではないが)、なぜ人間には容易にできて人工知能には不可能なのか、または可能だがかなり複雑な工程を含まなければならないのか、そういう事を分かりやすく本書では書いてある。そう、この本の売りは余りにも分かりやすく、人工知能について書いてあるのである。これが多くの売り上げにつながる要因である事は考えるまでもない。機械に億劫な人や、関心のない人も必ず近い未来今以上の人工知能と付き合っていく生活が来る。事実今でも生活のいたるところでこの人工知能は我々の為に動いている。しかし、これがさらにレベルが上がると人工知能が多くの仕事を行ってしまう、つまり、人間の仕事が限られてくる。こういう事は多くの人にとって関係ある事であるし、逆にこの本を読み知識をつける事によって人工知能には出来ない、人間だけが出来る仕事というものが浮き上がってくる。そうした中で今の仕事に対する考えや、やるべき事も分かると僕は思う。

そういった事も含め毛嫌いせずに是非本書を読んでみてほしい。