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MOVIE IS WORLD MICROCOSM

映画とは人生の縮図である

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あい、愛、いいえA.I.です

最近AIの本を読んでからアンドロイドとか人工知能とかに興味が湧いてきて、なんかいい映画ないかなーとTSUTAYAでブラブラしてたらありました。A.I.

ど直球ストラーーイクっっ‼︎

まさにこれぞ探していたものでした。

本当はアイロボットを探していたのですがこのタイトルを見つけてしまったら借りずにはいかないでしょう。

まさにAIの話なんですから

それもこれスティーブンスピルバーグ監督のじゃないですか‼︎

なんでこの作品を僕は知らなかったんだーと凄くショックを受けながらソッコー観ました。

 

 

ここで軽く本作の紹介

監督は説明不要の巨匠スティーブンスピルバーグ監督

主演はシックスセンスで有名なハーレイ・ジョエル・オスメント

時代は今より遥かにテクノロジーが発展し、ロボットと人間が共存する世界。

ロボットは人間の多くの仕事を行い、遥かに便利になっていた。そんな世界で、とうとう心を持った子供型ロボットを作り出した。それは愛情を感じるのである。そう、このロボットが主人公デイビッドである。子供が病で冷凍保存され、実質子供がいないと同じ状態であったある家族の元に試験的にこの愛を感じるロボット、デイビッドが送られる。

そこで過ごす、愛を感じることが出来るロボットと、人間との生活。そして、見た目が人間で、愛情すら感じることが出来るが、どうしても表れてしまう人間ではないという思い。そこから生まれるロボットと人間の溝。そして本当の愛とは、本物の人間とは何なのかをデイビッドが追い求めていくお話です。

 

最近ある本で心とは何なのかについて考察する専門書を読んでいて、人間の心っていうのは、機械で作るには余りにも難しく、機械的には不可能なんじゃないのかって考えていて、そんな中この作品を観て、やはり心は難しく理解できないというのが率直な感想です。そして、この作品の後半戦、デイビッドが親からの本物の愛情を受けるために、本物の人間になる方法を追い求めていくシーン。もう、感情移入しまくりで観ていてとても胸が痛くなりました。本物の人間になろうと必死で生きる姿を見て思ったんです、もうこれって既にロボットから人間になっているんじゃないかって。いや、確かに身体は機械なので食事も出来ないし、トイレも行かない、でも、それは身体の仕組みがそうであって、本物の人間になろうとしているその、心は既に追い求めていた本物の人間の心なんじゃないかなと。例えばですよ、体が何かの事故か病気で全身機械になり、脳までもが高度技術によって機械に機能を移した人がいたとします、で、それって人間なんですか?それとももう機械なんですか?って事です。もし、脳の機能が完璧に機械に移し替えられたとしたら、これって身体は機械でも人間なんじゃないかって。

そう考えればこのデイビッドだって人間と考えてもおかしくないんじゃないかなと思います。脳の機能においてデイビッドの脳は人間と同じであるという設定ではありますが。それにデイビッドには愛情を感じる事が出来るんですから。

ハイ、デイビッドは人間です。

終わりっ‼︎